テノックス九州の杭工事

ATTコラム工法

ATTコラム工法とは

地中部にソイルセメントコラムを築造し、その中に羽根付き鋼管を挿入してできるハイブリッド杭です。
ソイルセメントコラムの築造には、テノコラム工法の技術を利用し、羽根付き鋼管は、EAZET-IIの技術を応用しています。両者の特長を融合することにより新たな性能が引き出された工法です。
残土の排出量が非常に少なく、低騒音・低振動は勿論のこと、クリーンな現場を提供する新たな環境対策工法が出現したといえます。

仕様

コラムと羽根付き鋼管が一体化されることで大きな支持力が発揮されます。国土交通大臣認定工法です。

杭径
Ø114.3-250-500~Ø355.6-700-1000
(杭本体径-羽根径-コラム径)
杭長
  • 2m~25m(先端地盤:粘性土)
  • 2m~27m(同:砂)
  • 2m~30m(同:礫)

施工方法・施工手順

※ 1~7をクリックすると画像が切り替わります


適用用途

  • 市街地繁華街における中低層建物を支持する杭に最適です。
  • 狭い現場や狭い搬入路に対応できる杭として高く評価されています。
  • 支持層のはっきりしない地盤にコストパフォーマンスを発揮しています。
  • 都市施設である歩道橋基礎や小さい橋の橋台基礎などに最適です。
  • 実績に見るように、採用される物件が急激に増えています。

ATTコラム工法の特徴

大きな鉛直支持力を発揮します

  • テノコラムの特長である周辺地盤と一体化する効果と羽根付き鋼管の羽根とコラムの一体化の相乗効果により、大きな鉛直支持力を発揮します。
  • 摩擦杭・中間支持杭で大きな支持力が発揮されることは勿論のこと、支持層への定着によってもさらなる支持力の増大効果が望めます。
  • 地盤の状態を十分に利用した様々な使い方ができます。
  • 杭の周面摩擦力が大きくまた安定しているので、支持杭・摩擦杭・その中間的な使い方の杭など、通常の杭より使い方に幅がありますので、より最適な基礎を選定できます。

大きな水平支持力が期待できます

  • 羽根付き鋼管とコラムが一体化することにより水平抵抗が大幅に向上します。
  • 実験によると、鋼管単体の場合に比べて変位量が大幅に小さくなっています。

クリーンな現場と低騒音・低振動を実現します

  • 残土は、ほとんど発生しません。コラム築造時に多少の盛上がり土が発生しますが、場内敷き均し処理で十分です。
  • 施工中の写真を見て頂ければ、現場内の発生土の処理状況が分かります。見た目では、発生土があるように見えません。
  • 騒音、振動がほとんどなく写真の通り非常に近接した施工が可能となっています。
  • 種々の工法と比較しても周辺へ与える影響が最も少ない施工法の一つといえます。

信頼性の高い性能を保持しています

20000件の実績に裏付けられたテノコラムの技術により築造されたコラムと工場で製作された羽根付き鋼管とのハイブリッド杭です。セメントミルクを地盤に吐出して攪拌混合すると地盤は一時的に泥土化します。
その中に鋼管を回転すると、らせん翼の推進力により鋼管は自動的に沈設されますので施工に無理がなく周辺地盤を傷めません。周辺地盤と融合した杭が築造され、支持力性能の非常に高い杭になります。

コンパクトな施工機械から大型機械まで対応できます

通常の杭打ち機が搬入できない狭い現場においても施工が可能です。現場条件・周辺環境によりますので事前にご相談ください。杭長が長い場合は、大型機を選定することによりスピーディーな施工が可能です。


施工事例

狭隘地における施工事例
狭隘な市街地繁華街における施工事例
鉄塔基礎の施工事例